無料のMT4で稼働できるEA(エキスパートアドバイザー)でFXトレードをしている方に人気のある「ブレイクアウト」というトレード手法をご存知でしょうか。ブレイクアウトというのは、相場でレートがある値幅の範囲内で上下している状態から、その範囲を抜け出て価格が動き出すことをいい、ブレイクアウトに合わせて利益を狙う手法をブレイクアウトと呼ぶこともあります。ブレイクアウトにおいて決定的なタイミングは安値や高値がサポートライン(支持線)やレジスタンスライン(抵抗線)を越えたタイミングといえます。これらの重要なラインを越えた後はさらに大きく伸びていくということもよく起こります。ブレイクアウトが起こりやすいチャートの形や、ブレイクアウトをチャンスにつなげる方法を覚えておくことで有利なトレードができるようになるでしょう。

ブレイクアウトでは、損切り注文と新規注文が発生し、一気に相場を動かすようなエネルギーが集中して起こります。相場での値動きには、その日の安値や高値をはじめ多くのトレーダーに意識されるポイントがあります。多くの人が同じポイントを意識しているため、同じようなタイミングで相場の値動きが止まり、サポートライン(支持線)やレジスタンスライン(抵抗線)が作られます。サポートラインはある価格付近で下げ止まった時に「これ以上は下落しないだろう」と意識されるラインです。レジスタンスライン(抵抗線)はある価格付近で上げ止まった時に「これ以上は上昇しないだろう」と意識されるラインです。

サポートラインを大きく下に抜けてブレイクアウトが発生するパターンでは、サポートライン付近から買いで参加していたトレーダーの多くがサポートラインの少し下に入れた損切り注文(売り注文)が大量に発生し、価格は一気に下落します。それと同時に、さらなる下落を予想して待機していたトレーダーが一気に新規の売り注文を入れ、チャートが急下落します。その逆が、レジスタンスラインを大きく上に抜けてブレイクアウトが発生するパターンです。

ブレイクアウトが一度発生すると、ロールリバーサルという動きがよく発生します。例えば、ブレイクアウト前まではレジスタンスラインが上昇を止めるラインとして機能していたのが、ブレイクアウト後には下降を止めるサポートラインとして機能します。ロールリバーサルはサポレジ転換とも呼ばれています。

ブレイクアウトは利益が狙えるチャンスですので、無料のMT4で稼働できるEAでFXトレードする人は常に意識しておいて損はありません。一方、ブレイクアウトには「ダマシ」と呼ばれるリスクに注意する必要があります。ブレイクアウトしても伸び続けないケースもよくあり、一度ブレイクアウトした後で相場が反転し逆方向にトレンドが出てしまうことも少なくありません。もしブレイクアウトを狙って思い切ってエントリーしたのに逆方向に動いてしまえば、完全に取り残されて損失がどんどん大きくなってしまうこともあります。ブレイクアウトは基準が分かりやすく初心者でも理解しやすいですが、必ずそのとおりになるものではないとお考えください。

ブレイクアウトでダマシにあわないようにするコツの一つとしては、押しや戻りを待つということが大切です。ブレイクアウト直後の初動にすぐにのってしまうと、ダマシにあうリスクは高まります。ブレイクアウト発生後に押しや戻りが一切なく抜け切ってしまうこともありますが、初心者の方は特にリスクを抑えるためにも押しや戻りを待つことが賢明でしょう。

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